頭痛は整体で改善する?首・肩こりとの関係や整体でできることを理学療法士が解説
「夕方になると頭が重くなって仕事に集中できない」
「首や肩がガチガチになると、頭まで痛くなってくる」
「頭痛薬を飲めば楽になるけれど、また頭が痛くなる」
「整体で頭痛がよくなると聞いたけれど、本当に効果があるの?」
このようなお悩みはありませんか?
頭痛が続くと、仕事や家事に集中できなかったり、休日なのに出かける気になれなかったりと、毎日の生活にも影響します。
そのため、「この頭痛を何とかしたい」と考えて、整体を探している方もいるのではないでしょうか。
ここで最初に知っていただきたいことがあります。
頭痛は、すべて整体で改善できるものではありません。
頭痛にはいくつかの種類があります。
首や肩のこりを伴うものもあれば、片頭痛のように単純に「筋肉が硬いから起こる」とはいえないものもあります。また、なかには病気が原因となっている頭痛もあります。
だからこそ、頭が痛いからといって、すぐに「首や肩を揉めばいい」と考えるのではなく、まずは頭痛の特徴を知ることが大切です。
この記事では理学療法士の視点から、
- 頭痛にはどのような種類があるのか
- 首こり・肩こりと頭痛は関係するのか
- ストレートネックは頭痛の原因なのか
- 頭痛で整体と病院のどちらに行けばいいのか
- 整体ではどのようなことをするのか
- 自宅では何をすればいいのか
について、できるだけわかりやすく解説します。
繰り返す頭痛でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
頭痛に整体は効果がある?
結論からお伝えすると、首や肩のこりなどを伴う頭痛では、身体の状態に合わせた施術や運動などによって症状が楽になる可能性があります。
ただし、「頭痛なら整体へ行けばよい」というわけではありません。
すべての頭痛が整体の対象になるわけではない
頭痛の原因は一つではありません。
たとえば、
「パソコン作業をしていると首と肩がガチガチになり、そのあと頭まで重くなる」
という方もいます。
このような場合は、首や肩周辺の筋肉の緊張などが症状と関係している可能性があります。
一方で、片頭痛や群発頭痛など、医療機関での診断や治療が重要になる頭痛もあります。
そのため、整体でできることは「頭痛そのものを治療すること」ではなく、頭痛と一緒に起こっている首こりや肩こり、身体の動かしにくさなどに対してアプローチすることと考えるとわかりやすいでしょう。
頭痛がある場所だけが原因とは限らない
痛みを感じる場所と、身体に負担がかかっている場所が必ず同じとは限りません。
頭痛と一緒に首こりや肩こりがある場合には、
「首が動きにくくなっていないか」
「肩周りが緊張していないか」
「背中が動かしにくくなっていないか」
などを確認することがあります。
大切なのは、「頭痛に効く施術」を探すことよりも、自分の症状にどのような要素が関係しているのかを整理することです。
頭痛にはどんな種類がある?

頭痛への対処を考えるうえで、まず知っておきたいのが「頭痛はすべて同じではない」ということです。
代表的な頭痛を簡単に説明します。
緊張型頭痛|首・肩のこりを伴うことがある
緊張型頭痛では、頭の両側が締めつけられるような痛みを感じることがあります。
「頭に重たい帽子をかぶっているような感じ」
「ギューッと締めつけられる感じ」
と表現する方もいます。
首や肩のこりを伴う場合もあり、デスクワークなどをしている方にもみられる頭痛です。
片頭痛|ズキズキした痛みや吐き気を伴うことがある
片頭痛では、ズキズキと脈を打つような痛みが起こることがあります。
人によっては、
- 吐き気
- 光がまぶしい
- 音がつらい
などを伴います。
片頭痛は単純に「肩が硬いから起こる」と説明できるものではありません。
頭痛を繰り返している場合には、自分で種類を決めつけず、医療機関へ相談することも大切です。
群発頭痛|目の周辺などに非常に強い痛みが出る
群発頭痛では、片側の目の周辺などに非常に強い痛みが現れることがあります。
目の充血や涙、鼻水などを伴う場合もあります。
このような特徴のある頭痛も、整体だけで対処しようとせず、医療機関へ相談しましょう。
二次性頭痛|別の病気が原因の場合もある
頭痛には、別の病気が原因となって起こる「二次性頭痛」もあります。
特に注意したいのは、
- 突然起こった激しい頭痛
- 今まで経験したことがないほど強い頭痛
- 手足に力が入らない、動かしにくい
- ろれつが回らない
- 意識がおかしい
- 高熱を伴う
- 頭を強く打ったあとに悪化している
などの場合です。
このような症状がある場合には、整体を受けるのではなく、速やかに医療機関へ相談してください。
なぜ首こり・肩こりと頭痛が一緒に起こることがあるの?
「頭痛が出る日は、首と肩もつらい」
という方は少なくありません。
その理由の一つとして、頭・首・肩周辺が筋肉や関節などを通してつながっていることが挙げられます。
頭を支える首周辺には負担がかかりやすい
首は頭を支えながら、
- 上を向く
- 下を向く
- 横を向く
- 首をかしげる
など、さまざまな動きを行っています。
特にパソコンやスマートフォンを使っているときは、画面を見るために頭が前方へ移動しやすくなります。
この状態が続くと、首の後ろや肩周辺の筋肉が働き続けることがあります。
その結果、首や肩の張りと一緒に頭の重さや痛みを感じる方もいます。
デスクワークでは身体を動かす時間が減りやすい
デスクワークで問題になりやすいのは、「姿勢が悪いこと」だけではありません。
身体を動かす機会そのものが少なくなることもポイントです。
たとえば、朝9時から仕事を始めて、昼休みまでほとんど椅子から立たない方もいるでしょう。
その間、首や肩は同じような位置で働き続けます。
だからこそ、頭痛と首こり・肩こりを一緒に感じる方では、普段どのくらい身体を動かしているのかを確認することも重要です。
ストレートネックや姿勢の悪さは頭痛の原因になる?
「病院でストレートネックと言われたから、頭痛の原因もストレートネックだ」
と考えている方もいるかもしれません。
しかし、ストレートネックがあるからといって、必ず頭痛が起こるわけではありません。
ストレートネックだけで頭痛の原因を決めない
ストレートネックとは、本来ゆるやかなカーブを持っている首の骨が、画像上でまっすぐに近く見える状態を指す言葉です。
ここで大切なのは、
「画像の形」と「症状」は必ずしも同じではない
ということです。
ストレートネックでも頭痛がない方はいます。
反対に、ストレートネックが目立たなくても頭痛に悩む方もいます。
そのため、ストレートネックという言葉だけで頭痛の原因を決めつけないことが大切です。
猫背・巻き肩なども合わせて考える
身体は首だけで動いているわけではありません。
背中が丸くなれば頭の位置も変わりやすくなり、肩が前に出れば肩甲骨の位置も変わります。
そのため、姿勢を見る場合には、
「ストレートネックだから首を治す」
と考えるのではなく、首・肩・背中などがどのように動いているのかを確認することが重要です。
姿勢の見た目だけではなく、身体が楽に動けるかどうかにも目を向けてみましょう。
頭痛で整体と病院のどちらに行けばいい?
「頭痛はあるけれど、病院と整体のどちらに行けばいいの?」
と迷う方もいるでしょう。
基本的には、頭痛の診断や治療は医療機関の役割です。
頭痛を繰り返しているなら一度相談する
以前から何度も頭痛を繰り返している場合でも、
「いつもの肩こりだから大丈夫」
と決めつけないようにしましょう。
特に頭痛の原因が分からない場合や、症状が以前と変わってきた場合などは、医療機関への相談を検討してください。
整体と医療機関は役割が違う
医療機関では診察や必要な検査を行い、頭痛の種類を判断したうえで、必要に応じて薬などによる治療を行います。
一方で整体は、医療機関のように頭痛を診断したり、病気を治療したりする場所ではありません。
整体では、首こりや肩こりなどを伴っている方に対して、身体の動きや筋肉の状態などを確認しながら施術を行います。
「病院と整体のどちらが優れているか」ではなく、役割が違うものとして考えることが大切です。
頭痛がある方に対する整体ではどんなことをするの?
整体院によって施術内容は異なりますが、頭痛と一緒に首こりや肩こりを感じている場合には、いきなり痛い場所を強く押すのではなく、まず症状について確認することが大切です。
まず頭痛について確認する
たとえば、
- いつから頭痛があるのか
- どのあたりが痛むのか
- どんな痛みなのか
- どのような場面で出やすいのか
- どのくらい続くのか
- 首こりや肩こりを伴うのか
- 吐き気など他の症状がないか
などを確認します。
これらの情報から、施術を進めてよい状態なのかを考えます。
首・肩・背中などの動きを確認する
症状を確認したあとは、首や肩の動きなどを見ていきます。
たとえば、
「右を向きにくい」
「腕を上げると肩が詰まる」
「背中を伸ばしにくい」
など、人によって身体の状態は違います。
施術では、このような一人ひとりの違いを確認したうえで、その人に必要な場所へアプローチしていくことが重要です。
施術後の変化を確認する
施術をしたら、それで終わりではありません。
首が動かしやすくなったのか、肩の重さが変化したのかなどを確認します。
「とりあえず60分揉んで終了」ではなく、施術前と施術後を比べることで、自分の身体がどう変化したのかを知ることも大切です。
マッサージを受けても頭痛が繰り返すのはなぜ?
「マッサージを受けると、その日は楽。でも数日後には元に戻る」
という経験がある方もいるのではないでしょうか。
これは、マッサージが悪いという意味ではありません。
筋肉をほぐすことにもメリットはある
首や肩周辺の筋肉をほぐすことで、
「肩が軽くなった」
「リラックスできた」
と感じる方もいます。
そのため、リラクゼーションを目的としてマッサージを利用することにも意味があります。
ただし、何度も同じ症状を繰り返している場合には、筋肉をほぐすこと以外にも目を向ける必要があります。
「なぜ硬くなったのか?」まで考える
たとえば、首の後ろがいつも硬くなっている人がいるとします。
そこで重要なのは、
「首が硬いから首を揉む」
だけで終わらせないことです。
仕事中の身体の使い方や首・肩周辺の動きなどを確認すると、「なぜ同じ場所が繰り返しつらくなるのか」を考えるヒントになります。
マッサージと整体のどちらが正しいという話ではなく、自分が何を目的に受けるのかを考えて選ぶとよいでしょう。
頭痛を予防するために自宅でできるセルフケア
首や肩のこりを伴う方では、セルフケアも選択肢の一つです。
難しい運動をする必要はありません。
肩をゆっくり大きく回す
デスクワークの合間に肩をゆっくり回してみましょう。
- 片手を同じ側の肩に添える
- 肘を前から上へ持ち上げる
- 肘でできるだけ大きな円を描く
- 後ろから下へゆっくり回す
- 5〜10回程度繰り返す
- 反対側も同じように行う
肩甲骨周辺を動かすイメージで行うことがポイントです。
胸をゆっくり開く
パソコン作業では腕が身体の前にあるため、胸の前が縮こまりやすくなります。
- 背筋を楽に伸ばす
- 両手を身体の後ろで組む
- 肩をすくめないようにする
- 胸をゆっくり開く
- 20〜30秒程度、無理のない範囲で保つ
痛みや違和感がある場合は中止してください。
無理に首を伸ばさない
頭痛があると、
「首が硬いから思い切り伸ばしたほうがいい」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、強く引っ張ったり、痛みを我慢してストレッチしたりする必要はありません。
特に普段とは違う頭痛や強い痛みがあるときは、セルフケアだけで何とかしようとせず、適切な相談先を選びましょう。
頭痛で整体院を選ぶときの5つのポイント
整体院はたくさんあるため、「どこを選べばいいか分からない」という方もいるでしょう。
頭痛や首こり・肩こりについて相談する場合には、次の5つを確認してみてください。
①頭痛について詳しく聞いてくれる
痛む場所だけでなく、頭痛の出方や頻度などを確認してくれるかを見てみましょう。
②施術前に身体の状態を確認してくれる
いきなり施術を始めるのではなく、首や肩の動きなどを確認してくれることも重要です。
③身体の状態をわかりやすく説明してくれる
専門用語ばかりではなく、「今どのような状態なのか」を利用者にも理解できるように説明してくれる整体院を選びましょう。
④無理な施術をしない
整体は強ければ強いほどよいわけではありません。
特に首周辺への施術では、「痛いけれど我慢すれば効く」と考えず、不安があれば施術者に伝えることが大切です。
⑤整体で対応できない可能性も考えてくれる
「どんな頭痛でも整体で治せます」と言い切るのではなく、症状によって適切な対応を考えてくれることも整体院選びのポイントです。
理学療法士が考える「繰り返す頭痛」で大切なこと
繰り返す頭痛について考えるときに大切なのは、一つの原因だけで説明しようとしないことです。
「姿勢が悪いから頭痛になる」とは限らない
猫背やストレートネックがあると、
「これが全部の原因だ」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、身体の症状は一つの要素だけで決まるとは限りません。
だからこそ、
「ストレートネックを治せば全部解決する」
「首の筋肉をほぐせば大丈夫」
など、一つの考えに決めつけないことが重要です。
自分の頭痛の特徴を知ることから始める
頭痛が出たときに、
「いつ出たのか」
「どこが痛いのか」
「どのくらい続いたのか」
「何をしていたときに出たのか」
を簡単に記録してみるのも一つの方法です。
自分の頭痛の特徴が分かれば、医療機関などへ相談するときにも伝えやすくなります。
繰り返す頭痛で困っている場合には、「とりあえず我慢する」のではなく、まず自分の症状について知ることから始めてみてください。
まとめ|頭痛の種類を知り、自分に合った対処法を選ぼう
頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛などさまざまな種類があります。
そのため、「頭痛があるから整体」「肩がこっているから頭痛」と簡単に決めつけることはできません。
今回の記事で特に覚えておいていただきたいのは、次のポイントです。
- 頭痛にはさまざまな種類がある
- 首こりや肩こりを伴う頭痛もある
- ストレートネックだけで原因を決めつけない
- 整体と医療機関では役割が異なる
- 整体を利用する場合は、症状を確認してから施術してくれるところを選ぶ
- 自分の頭痛の特徴を知っておく
特に、突然の激しい頭痛や今まで経験したことがない強い頭痛、手足の動かしにくさ、言葉の異常、意識の異常などがある場合には、速やかに医療機関へ相談してください。
一方、頭痛と一緒に首こりや肩こりを感じている方では、身体の状態を確認することで、自分では気づいていなかった負担が見つかることもあります。
大切なのは、頭痛を「とりあえず我慢する」「とりあえず揉む」で終わらせないことです。
まずは自分の頭痛がどのようなときに起きているのかを知り、その状態に合った対処法を選んでいきましょう。
六本木で頭痛・首こり・肩こりにお悩みの方へ
六本木の整体サロンHealthy roomでは、頭痛と一緒に首こりや肩こりなどを感じている方に対して、現在のお悩みや身体の状態を確認したうえで施術を行っています。
頭痛にはさまざまな種類があるため、すべての頭痛を一律に整体の対象として考えることはありません。
理学療法士・作業療法士が身体の状態を確認します
施術は国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が担当します。
初回は、
- 頭痛が出るタイミング
- 首こり・肩こりの状態
- デスクワークやスマートフォンの使用状況
- 姿勢
- 首や肩の動き
- 肩甲骨や背中の動き
などを確認します。
そのうえで、現在の身体の状態について分かりやすくご説明し、一人ひとりに合わせた施術をご提案します。
「頭痛があるから頭を揉む」「首が硬いから首だけをほぐす」と決めつけるのではなく、評価した内容をもとに必要な施術を考えていくことを大切にしています。
初回整体・ご予約について
初回整体:60分 6,600円
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