企業向け出張整体とは?福利厚生に導入するメリット・料金・利用の流れを解説
「社員の肩こりや腰痛対策として、会社でできることはないだろうか」
「福利厚生に出張整体を導入したいけれど、どのくらいのスペースが必要?」
「業務を止めずに利用できるの?」
「料金や導入までの流れが分からない」
このようなお悩みを持つ企業の経営者や人事・総務担当者の方もいるのではないでしょうか。
デスクワークや長時間のパソコン作業が続く職場では、肩こりや腰痛、身体の重さなどを感じる社員も少なくありません。
一方で、運動の機会を設けたり、勤務時間外に整体へ通ってもらったりすることが難しい企業もあるでしょう。
企業向け出張整体は、施術者がオフィスを訪問し、社内で社員の身体をケアするサービスです。
会議室や空いているスペースを活用できるため、社員が店舗へ移動する必要がなく、福利厚生や職場の健康づくりの一つとして導入できます。
この記事では理学療法士の視点から、
- 企業向け出張整体とは何か
- 福利厚生として導入するメリット
- 必要なスペースや準備
- 料金を決める主な要素
- 当日の利用方法
- 出張整体サービスを選ぶポイント
について分かりやすく解説します。
企業向け出張整体とは?
企業向け出張整体とは、施術者が会社や事業所を訪問し、社員へ身体のケアを提供するサービスです。
オフィス整体、訪問整体、法人向け整体などと呼ばれることもあります。
一般的には、社員一人ひとりの身体の状態を確認したうえで、筋肉への施術やストレッチ、身体の動かし方に関するアドバイスなどを行います。
オフィス内で利用できる身体ケアサービス
店舗へ移動する必要がないため、仕事の合間や休憩時間を利用しやすいことが特徴です。
ただし、出張整体は医療機関で行う診断や治療の代わりになるものではありません。
強い痛みやしびれ、筋力低下などがある場合は、整体よりも医療機関への相談を優先する必要があります。
なぜオフィスでの身体ケアが必要なの?
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、デスクワーカーは座っている時間が長く、身体活動量が少なくなりやすいことが示されています。
パソコン作業では、頭や腕を身体の前に置いたまま、同じ姿勢を続ける時間が長くなります。
問題は「姿勢」だけではなく長時間動かないこと
問題は、特定の姿勢そのものだけではありません。
長時間ほとんど姿勢を変えないことによって、一部の筋肉や関節へ負担が集中しやすくなることも考えられます。
社員の身体に関する悩みを、すべて出張整体だけで解決できるわけではありません。
それでも、身体の状態に気づき、仕事中の姿勢や休憩の取り方を見直す機会を作ることには意味があります。
出張整体を福利厚生として導入する5つのメリット
① 社員がオフィス内で利用できる
企業向け出張整体では、社員が整体院まで移動する必要がありません。
仕事の合間や休憩時間に利用できるため、勤務後や休日に予定を調整する負担を減らせます。
忙しくて身体のケアを後回しにしやすい社員にも、利用するきっかけを作れます。
② 短時間から利用できる
出張整体サービスによっては、一人15分や30分などの短時間で利用できます。
例えば、15分のコースでは首や肩など気になる部分を中心に確認し、30分のコースでは身体の状態に合わせて施術範囲を広げるといった調整が可能です。
社員数や業務スケジュールに合わせて利用時間を設定することで、仕事への影響を抑えながら実施できます。
③ 社員が自分の身体を知る機会になる
肩こりや腰の重さがあっても、何が身体の負担になっているのか分からない方は少なくありません。
出張整体では施術を受けるだけでなく、
- どのような動作で負担がかかっているか
- 仕事中に同じ姿勢が続いていないか
- どのようなセルフケアが適しているか
- 休憩時間にどのように身体を動かすか
などを考える機会も作れます。
身体を自分で管理する意識につながることも、福利厚生として出張整体を取り入れる目的の一つです。
④ 会社の規模や目的に合わせて調整できる
出張整体は、全社員を対象にする方法だけではありません。
希望者のみを対象にしたり、特定の部署から試したりすることも可能です。
また、健康イベントの一つとして単発で実施する方法や、月に一度など定期的に実施する方法もあります。
最初から大規模に導入する必要はなく、社員数や予算、目的に合わせて始められます。
⑤ 職場の健康づくりに取り組むきっかけになる
出張整体を導入すると、社員の身体に関する悩みや、職場環境における課題を把握するきっかけになります。
例えば、
- 長時間座り続けている
- 休憩を取りにくい
- モニターや椅子の位置が身体に合っていない
- 身体を動かす機会が少ない
といった問題が見つかることもあります。
施術だけでなく、仕事環境や身体の使い方を見直すことで、会社全体の健康意識を高める機会にもなります。
企業向け出張整体はどのような会社に向いている?
次のような企業では、出張整体を活用しやすいと考えられます。
- デスクワークの社員が多い
- 肩こりや腰痛に関する声が多い
- 社員が運動する機会を作りにくい
- 福利厚生を充実させたい
- 健康経営に関する取り組みを始めたい
- 社内イベントとして身体のケアを提供したい
- 社員が利用しやすい福利厚生を探している
導入目的を明確にしておくことが大切
社員の健康課題や導入目的が明確でないまま始めると、利用率が伸びない可能性もあります。
「誰に利用してもらいたいか」「何をきっかけに導入するのか」を、事前に整理しておくことが大切です。
出張整体に必要なスペースと準備

「専用の施術室がないと導入できないのでは?」と心配される担当者の方もいるでしょう。
多くの場合、会議室や空いている部屋などを利用できます。
必要なスペース
施術用ベッドを使用する場合は、ベッドを設置し、施術者が周囲を移動できるスペースが必要です。
ヨガマット一枚分程度のスペースで対応できるケースもあります。
必要な広さは施術方法や利用人数によって異なるため、事前に訪問業者へ確認しましょう。
会社側で準備するもの
施術用ベッドやタオルなどは、出張整体業者が持参することもあります。
企業側の主な準備は、
- 会議室や空いている部屋の確保
- 社員への案内
- 利用時間の調整
- 必要に応じた予約表の作成
などです。
施術を受けている様子が周囲から見えない環境を用意すると、社員が利用しやすくなります。
出張整体の料金はどのように決まる?
企業向け出張整体の料金は、主に次の条件によって異なります。
- 訪問する場所
- 全体の実施時間
- 利用する社員数
- 一人あたりの施術時間
- 単発か定期訪問か
- ベッドなどの設備
- 交通費の有無
料金だけでなくサービス内容も確認する
料金だけで比較するのではなく、施術内容や担当者の資格、事前準備、当日の運営方法なども確認しましょう。
見積もり時に伝えておきたい情報
見積もりを依頼する際は、
- 会社の所在地
- 利用予定人数
- 希望する日程
- 一人あたりの希望時間
- 利用できる部屋やスペース
- 単発または定期利用の希望
を伝えると相談がスムーズです。
出張整体を導入するまでの流れ
① 問い合わせ・相談
まず、社員数や希望日時、導入目的などを伝えます。
「まだ実施するか決まっていない」という段階でも、必要な時間やスペースについて相談できる場合があります。
② 実施内容と見積もりの確認
一人あたりの施術時間、利用人数、訪問時間などをもとに、当日の内容を決めます。
料金や交通費、キャンセル規定もこの段階で確認しましょう。
③ 社内で利用者を募集する
実施日時が決まったら、社員へ案内します。
予約制にする場合は、一人あたりの時間と入れ替え時間を含めてスケジュールを作成します。
④ 施術者がオフィスを訪問する
当日は施術者が必要な道具を持って訪問し、会場を準備します。
社員ごとに身体の悩みや体調を確認してから施術を行います。
⑤ セルフケアや日常生活のアドバイス
施術後は、仕事中の姿勢の変え方や簡単な運動など、身体の状態に合わせたセルフケアを伝えます。
⑥ 継続方法を検討する
単発で終了することも、社員の反応を確認して定期訪問へ切り替えることも可能です。
利用率や社員の感想を確認しながら、会社に合った頻度を検討しましょう。
単発利用と定期利用はどちらがいい?
単発利用が向いているケース
- まず社員の反応を確認したい
- 社内の健康イベントで実施したい
- 福利厚生として試験的に導入したい
- 繁忙期後のケアとして利用したい
初めて導入する場合は、単発や体験導入から始めると、必要な時間や利用人数を把握しやすくなります。
定期利用が向いているケース
- 継続的に身体の状態を確認する機会を作りたい
- 社員が利用しやすい福利厚生として定着させたい
- 定期的にセルフケアを伝えてほしい
- 職場の健康づくりを継続したい
ただし、定期利用を始めたからといって、すべての社員が必ず利用する必要はありません。
希望制にするなど、社員が無理なく利用できる仕組みを作ることが大切です。
企業向け出張整体を選ぶ5つのポイント
① 担当者の資格や経験を確認する
身体に触れるサービスだからこそ、担当者の資格や経験を確認しましょう。
資格名だけでなく、どのような分野で経験を積んでいるか、身体の状態をどのように確認するかも判断材料になります。
② 施術前に体調を確認している
痛みの場所だけでなく、既往歴や当日の体調などを確認してから施術を行うサービスを選びましょう。
整体を行うべきではない症状が疑われる場合に、医療機関への受診を案内できることも重要です。
③ 施術内容を一律に決めていない
同じデスクワークでも、身体の悩みは一人ひとり異なります。
決まった施術だけを繰り返すのではなく、社員ごとの状態や希望に合わせて対応しているかを確認しましょう。
④ 必要なスペースや準備が明確
導入前に、必要な部屋の広さや会社側で準備するものを説明してくれる業者を選びましょう。
予約管理や社員への案内について相談できると、担当者の負担も抑えやすくなります。
⑤ 料金と利用条件が分かりやすい
基本料金のほかに、交通費や延長料金が発生するか確認しましょう。
定期契約の場合は、契約期間や日程変更、キャンセルに関する条件も確認しておくと安心です。
出張整体を導入するときの注意点
出張整体は、社員の健康診断や医療機関での診察に代わるものではありません。
医療機関を優先した方がよい症状
次のような症状がある場合は、施術を受ける前に医療機関へ相談する必要があります。
- 強い痛みやしびれがある
- 手足に力が入りにくい
- 発熱を伴う痛みがある
- 転倒や事故のあとから痛みが続いている
- 安静にしていても強く痛む
- 症状が急激に悪化している
社員のプライバシーにも配慮する
施術を希望しない社員へ利用を強制しないことも重要です。
健康情報や身体の悩みは個人情報に関わるため、プライバシーに配慮した環境を用意しましょう。
企業向け出張整体についてよくある質問
施術を受けるときは着替えが必要ですか?
動きやすい服装であれば、そのまま受けられる場合があります。
スーツやスカートなど施術を受けにくい服装が想定される場合は、事前に着替えの必要性を確認しましょう。
小規模な会社でも利用できますか?
利用人数や訪問時間の条件を満たせば、小規模な会社でも利用できる場合があります。
少人数で検討している場合も、まずは訪問業者へ相談してみましょう。
会議室しかありませんが実施できますか?
施術用ベッドやヨガマットを置ける広さがあれば、会議室を利用できることがあります。
机や椅子を移動する必要があるため、事前に必要な広さを確認してください。
一度だけでも依頼できますか?
健康イベントや試験導入など、単発で依頼できるサービスもあります。
社員の反応を確認してから、定期利用を検討する方法もあります。
まとめ|企業向け出張整体は社内で身体を見直すきっかけになる
企業向け出張整体は、施術者がオフィスを訪問し、社員が社内で身体のケアを受けられるサービスです。
移動の負担が少なく、短時間から利用できるため、福利厚生や職場の健康づくりの一つとして導入できます。
一方で、出張整体だけですべての身体の悩みを解決できるわけではありません。
大切なのは、施術を受けることだけを目的にせず、社員が自分の身体や仕事環境を見直す機会として活用することです。
導入を検討するときは、料金だけでなく、担当者の資格や経験、安全管理、施術内容、必要なスペースなども確認しましょう。
オフィスへの出張整体をご検討の企業様へ
Healthy roomでは、企業・法人向けの出張整体を行っています。
国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が対応します
施術は、国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が担当します。
社員一人ひとりの身体の状態を確認し、筋肉への施術やストレッチ、仕事中にできるセルフケアなどをご提案します。
会社の規模やスケジュールに合わせて調整可能です
一人あたりの施術時間は、15分・30分・60分など、ご希望の人数やスケジュールに合わせて調整可能です。
会議室や空いている部屋など、施術用ベッドまたはヨガマットを設置できるスペースがあれば実施できます。
単発での体験導入から定期的な訪問まで、会社の規模や目的に合わせてご提案します。
料金・対応エリア・お問い合わせについて
料金や対応エリア、必要なスペースについては、企業向け出張整体のサービスページをご確認いただくか、公式LINEからお気軽にお問い合わせください。