整体で姿勢改善はできる?猫背・巻き肩・反り腰の原因と改善方法を理学療法士が解説
「写真を見ると、自分だけ姿勢が悪く見える」
「猫背や巻き肩、反り腰が気になる」
「背筋を伸ばしても、気づくと元の姿勢に戻っている」
「肩こりや腰痛は姿勢が悪いから?」
「整体に通えば姿勢は改善できるの?」
このようなお悩みはありませんか?
姿勢が気になると、「もっと胸を張らないと」「背筋を伸ばし続けないと」と考えてしまう方もいるでしょう。
しかし、姿勢改善で大切なのは、身体を無理に真っすぐにして、その状態を維持し続けることではありません。
人の姿勢は、座る、立つ、歩く、物を取るなど、動作に合わせて常に変化しています。
そのため、一つの「正しい姿勢」に身体を固定するよりも、必要に応じて楽に姿勢を変えられることが大切です。
また、姿勢には背骨だけでなく、股関節や肩甲骨、身体の動かし方、仕事や生活習慣など、さまざまな要素が関係します。
この記事では理学療法士の視点から、
- 整体で姿勢改善はできるのか
- 良い姿勢とは何か
- 姿勢が崩れて見える5つの原因
- 猫背・巻き肩・反り腰の違い
- 首こり・肩こり・腰痛との関係
- 整体ではどのようなことをするのか
- 姿勢改善に必要な回数
- 自宅でできるセルフケア
について分かりやすく解説します。
「自分は姿勢が悪い」と決めつける前に、まずは身体がどのような状態なのかを一緒に考えていきましょう。
整体で姿勢改善はできる?
結論からいうと、整体によって身体が動かしやすくなり、姿勢や立ち方に変化がみられる場合があります。
ただし、「整体を1回受ければ姿勢が完全に治る」というわけではありません。
整体によって身体の動きが変わる場合がある
姿勢には筋肉や関節の動きも関係しています。
たとえば、背中が動かしにくければ胸を開きにくくなったり、股関節が動かしにくければ立ち方が変化したりすることがあります。
整体では身体の状態を確認し、必要な筋肉や関節へアプローチすることで、身体を動かしやすい状態へ導いていきます。
1回の変化と長期的な姿勢改善は分けて考える
施術後に「立ちやすい」「肩が開きやすい」と感じる場合はあります。
しかし、その場で姿勢が変化したからといって、その状態がずっと続くとは限りません。
姿勢改善では、一時的な見た目だけでなく、身体の動きがどう変化しているかを見ることが大切です。
そもそも「良い姿勢」とは?

良い姿勢と聞くと、「背筋をピンと伸ばして胸を張った姿勢」をイメージするかもしれません。
しかし、それだけが良い姿勢とは限りません。
「胸を張る=良い姿勢」ではない
一日中、肩甲骨を後ろへ寄せ、胸を張り続けてみてください。
おそらく途中で疲れてしまうでしょう。
身体は本来、動くために作られています。
座るとき、歩くとき、休むときでは必要な姿勢も変わります。
そのため、良い姿勢を維持することより、姿勢を楽に変えられることを意識してみましょう。
なぜ姿勢が悪くなるの?考えられる5つの原因
姿勢が崩れて見える理由は一つではありません。
代表的な5つの要素を紹介します。
① 長時間のデスクワーク
パソコン作業では、頭や腕を身体の前に置く時間が長くなります。
問題はその姿勢そのものより、何時間も身体を動かさずに過ごしやすいことです。
② スマートフォンを見る時間が長い
スマートフォンでは下を見る時間が増えます。
首や肩、背中を同じような位置で使い続けやすくなるため、こまめに身体を動かすことが大切です。
③ 身体を動かす機会が少ない
運動量が少ない生活では、腕を上げる、身体をひねる、しゃがむといった動作も減りやすくなります。
身体をいろいろな方向へ動かす機会を作りましょう。
④ 股関節・胸椎・肩甲骨などが動かしにくい
姿勢は背骨だけで作られるわけではありません。
股関節や背中にある胸椎、肩甲骨などの動きも関係します。
姿勢改善では、見た目が気になる場所だけを確認しないことが重要です。
⑤ 同じ身体の使い方を繰り返している
いつも同じ側でバッグを持つ、同じ方向を向いて仕事をするなど、日常生活では同じ身体の使い方を繰り返すことがあります。
左右差が気になる場合は、普段の身体の使い方も確認してみましょう。
猫背・巻き肩・反り腰はどう違う?
姿勢改善について調べると、猫背・巻き肩・反り腰という言葉をよく目にします。
それぞれ似ているように感じますが、表している姿勢の特徴は異なります。
猫背|背中が丸く見える姿勢
猫背は一般的に、背中が丸くなって見える姿勢を指します。
ただし、背中が丸いから必ず身体に問題があるとは限りません。
関連記事:猫背は背筋を伸ばすだけでは改善しない?理学療法士が教える5つの原因と整体でできること
巻き肩|肩が前に出て見える状態
巻き肩は、肩が身体より前方に位置して見える状態です。
肩甲骨だけでなく、肩関節や腕の位置なども関係します。
関連記事:巻き肩は整体で改善する?原因・肩こりとの関係・セルフケアを理学療法士が解説
反り腰|腰の反りが強く見える姿勢
反り腰は、横から見たときに腰の反りが強く見える姿勢です。
腰だけではなく、骨盤や股関節、胸椎なども含めて確認する必要があります。
猫背・巻き肩・反り腰はそれぞれ異なる言葉ですが、一人の身体に複数みられる場合もあります。
関連記事:反り腰は整体で改善できる?腰痛との関係や5つの要因、セルフケアを理学療法士が解説
姿勢と首こり・肩こり・腰痛には関係がある?
姿勢によって身体への負担が変化する場合はあります。
特に同じ姿勢を長時間続けると、一部の筋肉などに負担が集中しやすくなります。
「姿勢が悪い=痛みの原因」とは限らない
猫背の人全員に肩こりがあるわけでも、反り腰の人全員に腰痛があるわけでもありません。
身体の痛みには、
- 運動量
- 仕事での身体の使い方
- 睡眠
- ストレス
- 日常生活での活動量
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、「姿勢さえ直せば痛みもなくなる」と決めつけないことが大切です。
整体の姿勢改善ではどんなことをするの?
整体院によって方法は異なりますが、姿勢改善では見た目と身体の動きの両方を確認することが重要です。
姿勢と身体の動きを確認する
まず立ったときの姿勢などを確認します。
さらに必要に応じて、
- 首を動かす
- 腕を上げる
- 身体をひねる
- 前屈・後屈する
- しゃがむ
- 片脚で立つ
といった動きも確認します。
そのうえで、股関節・胸椎・肩甲骨などの状態に合わせて、筋肉への施術やストレッチ、関節へのアプローチなどを行います。
施術後は見た目だけでなく動きの変化も確認する
施術後は姿勢の写真だけでなく、
- 腕が上げやすくなったか
- 身体をひねりやすくなったか
- 前屈・後屈しやすくなったか
- 立ったときに楽に感じるか
なども確認します。
姿勢の「見た目」だけで施術効果を判断しないことが大切です。
姿勢改善は整体に何回通えばいい?
姿勢改善に必要な回数には個人差があります。
なぜなら、身体の状態だけでなく、仕事、運動習慣、姿勢が気になっている期間なども一人ひとり違うからです。
「○回で姿勢が治る」とは言い切れない
1回の整体で姿勢に変化がみられても、その状態が長く続くとは限りません。
そのため、最初から回数を決めつけるのではなく、一定期間で姿勢や身体の動きがどう変化しているかを確認しながら考えることが大切です。
姿勢改善のために自宅でできるセルフケア2選
自宅では無理に「良い姿勢」を作るより、身体をいろいろな方向へ動かしてみましょう。
① 胸椎を動かす|背中の曲げ伸ばし
背中と肩甲骨を動かすことを意識します。
やり方
- 両手を前に伸ばし、息を吐きながら背中をゆっくり丸める
- 身体を起こし、両手を後ろで組んで胸をゆっくり開く
- 背中を丸める・胸を開く動きを5〜10回繰り返す
腰を強く反らしたり、首へ力を入れたりしないように注意しましょう。
痛みやしびれが出た場合は中止してください。
② 肩・肩甲骨を動かす|大きな肩回し
肩関節と肩甲骨を一緒に動かすイメージで行います。
やり方
- 片手を同じ側の肩に添える
- 肘を前から上へ持ち上げる
- 肘でできるだけ大きな円を描く
- 後ろから下へゆっくり回す
- 5〜10回程度繰り返す
- 反対側も同じように行う
痛みのない範囲で、ゆっくり動かしましょう。
姿勢改善で整体院を選ぶときの5つのポイント
姿勢改善を目的に整体院を選ぶ場合は、次の5つを確認してみましょう。
① 姿勢の写真だけで判断しない
見た目だけでなく、身体の動きも確認してくれるかがポイントです。
② 身体の動きを評価してくれる
股関節・胸椎・肩甲骨など、姿勢に関係する部分まで確認してくれるところを選びましょう。
③ 身体の状態を説明してくれる
「なぜ現在の姿勢になっているのか」を分かりやすく説明してくれることも重要です。
④ 効果を断定しない
「1回で姿勢が治る」などと言い切らず、身体の変化を確認してくれるかも判断材料になります。
⑤ セルフケアを教えてくれる
施術だけでなく、自宅でできる運動を教えてもらえると身体を動かす習慣につながります。
理学療法士が考える姿勢改善で大切なこと
姿勢改善で特に大切なのは、「正しい姿勢」にこだわりすぎないことです。
姿勢は止まった写真だけでなく、座る・立つ・歩くなどの動作によって変化します。
「姿勢を保つ」より「姿勢を変えられる身体」を目指す
「背筋を伸ばした姿勢を何時間維持できるか」ではなく、疲れたら立つ、身体をひねる、歩くなど、自分で姿勢を変えられることが大切です。
一つの姿勢を長時間維持するのではなく、状況に応じて身体を楽に動かせることを目指しましょう。
「姿勢を保つ」より「姿勢を変えられる身体」を目指すことが大切です。
まとめ|姿勢改善は「正しい姿勢を作ること」だけではない
整体によって身体が動かしやすくなり、姿勢に変化がみられる場合はあります。
しかし、姿勢はデスクワークや運動量、股関節・胸椎・肩甲骨の動きなど、さまざまな要素が関係しています。
また、猫背や巻き肩、反り腰だからといって、必ず首こり・肩こり・腰痛が起こるわけでもありません。
姿勢改善で大切なのは、無理に胸を張ったり背筋を伸ばしたりして、身体を一つの形に固定することではありません。
座る・立つ・歩くなど、そのときの状況に合わせて自分で楽に姿勢を変えられることが大切です。
「自分は姿勢が悪い」と決めつけず、まずは自分の身体がどのように動いているのかを知るところから姿勢改善を始めてみましょう。
六本木で姿勢改善にお悩みの方へ
六本木の整体サロンHealthy roomでは、猫背や反り腰などの見た目だけで判断せず、姿勢と身体の動きを確認したうえで施術を行っています。
理学療法士・作業療法士が身体の状態を確認します
施術は国家資格を持つ理学療法士・作業療法士が担当します。
初回では、
- 姿勢が気になる場面
- 猫背・巻き肩・反り腰などのお悩み
- 首こり・肩こり・腰痛の有無
- デスクワークなどの生活習慣
- 立ったときの姿勢
- 股関節・胸椎・肩甲骨などの動き
を必要に応じて確認します。
現在の身体の状態をご説明したうえで、一人ひとりに合わせた施術をご提案します。
初回整体・ご予約について
初回整体:60分 6,600円
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